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<ガレクリナックル よくあるQ&A>


ここではよくあるナックルのご質問を掲載致します。

YouTubeでもアライメントのヒントになる動画などをアップしておりますので、ご興味のある方は是非ご覧ください。

<全車種共通>

<Q>
ガレクリナックルは何度切れますか?
<A>
プライベーターさんで最も誤解の多い部分になりますが、最終的な切れ角はナックルストッパーによって決める形となります。
最もコントロールの良い位置はアライメントやコースなどによってかなり違いが出ます。
当方のナックルはストッパーで最終日調整を行う方式を推奨しておりますので、コースに合わせて最大切れ角を合わせてください。
”何でもよいので切れれば切れるほど良い=切れれば角度進入ができる
という考え方は逆に角度進入が出来なくなる最も多い誤解です。(切れるだけのナックルは簡単に作れます)

<Q>
アッカーマンアングルは何度ですか?
<A>
これも最も多い誤解になりますが、まずアッカーマンアングル=左右の切れ角差と誤解しておられる方が非常に多いです。
アッカーマンアングルは元々はスムーズな旋回には必ず必要な構造で、かつコーナーのRに合わせて変化するものです。
*ここではあえて左右の切れ角差ということでご回答させて頂きます。
まず結論から申し上げますと、お答えすること自体が不可能ということになります。
もちろん当方ではアッカーマンアングルを(滑りやすいラジアスゲージではなく)ハブに直接取付て誤差ほぼゼロで測定しております。
ただし、左右の切れ角差というのはアライメントや最大角度をどこにもっていくか、車高などによって変化します。
どのようにセッティングしたか、どこの角度で測定したかによってその数値は大きく変わってきます。

もうひとつ申し上げますと、(プライベーターさんに申し上げるには厳しい意見になり心苦しいのですが)、アッカーマンアングルの構造は色々な要素が複雑に絡み合っていますので、ご自身に最も適した左右の切れ角をプライベーターさんの知識で数値化するのは、まず不可能です。
一番多いのが”パラレル(並行)になるのがとにかく良い”という誤解です。
ドリフト界では今でも”アッカーマンアングルが悪者”といった考え方を残しておられる方が多いですが、アッカーマンアングルは車が旋回するには必要不可欠な重要構造であり、自動車の欠陥的構造ではありません。
ドリフトでの角度進入の際は逆ハンドルを切るため、その角度とアッカーマンアングルにズレが出るため補正していますが、これをゼロにしてしまうと場合によってはコーナーの旋回が全くできなくなるとういことも出てきます。(あえて故意にそういうセッティングをするケースはありますが、そのメーカーさんも旋回するための工夫はしておられると思います。)

当方のナックルは”ほどよく左右の切れ角差を残し、最大角度時に最も旋回性が良くなる”ように作られております。
最後の味付けをアライメントなどで行えるような余地を残すことにも重点を置いておりますので、どこかのサーキットの専用品という特化した構造ではありませんが、どのコースに行ってもある程度のセッティング変更で合わせられるということを目標として作っております。
(ただしシルビアVer5のみ、究極系として作っておりますので、かなりシビアなセッティングを行う必要があります)

<Q>
フロントが切れすぎて乗りづらいのですが・・・
<A>
ナックルストッパーが付いていないケースだと思います。
当方のナックルは一部(ロードスター、FD、ツアラーVer1、AE86)を除き、ナックルストッパーの装着は必須となっております。
上記の内容にもございます通り、コースによって微妙なセッティングができるよう、切れ角にもかなりの余裕をもって作られております。
従いましてコースによっては切れすぎてかえって乗りづらくなる場合もございますので、ストッパーにて最終調整を行ってください。

<Q>
切れ角アップアダプター(もしくはワッシャーなど)との併用はしたほうが良いですか?
<A>
基本的には併用しないでください。と申しますよりも結局ナックルストッパーで止めますので意味が無いと思います。
当方のナックルの最大切れ角より伸ばしてしまいますと確実に切れすぎになります。切れすぎは逆に角度進入に支障がでますし、良いことは一つもありません。タイロッドの長さ調整などで使用する分には支障ありませんが、ストッパーで止めることになりますので角度の増加にはつながりません、ご注意ください

<Q>
オフセットアダプターは使用したほうが良いですか?
<A>
こちらも使用厳禁でお願いします。当方のナックルに限らない話になりますが、ナックルの設計というのはラックの位置とのバランスによって作られています。ラックの位置を変更する前提ではないナックルにラック移動をしてしまいますと、逆アッカー状態になってしまったり、角度が減ってしまったりといった状況になってしまいます。(ラック移動は基本的には切れ角が減ります)

また、シルビアVer5のようにラック移動を前提としているナックルの場合でも、ラック移動は必ずメンバー加工によって行ってください
オフセットアダプター使用ですと、ラックに対して斜めに力が掛かってしまうため、ラックの曲がりを誘発しやすくなります。(オフセットアダプターを否定するものではありません。当方のナックルとの相性としてはNGということでお願いします。)

<Q>
ロールセンター補正機能付きのタイロッドエンドは使っても大丈夫ですか?
<A>
こちらも使用厳禁です。ロールセンター補正自体は車高によっては必要なことかもしれませんが、ボールジョイント位置を下方修正すると、同時にロアボールジョイントとの位置関係も狂うため、アッカーマンアングルに大きく影響を及ぼします。基本的にはロールセンターを下げれば下げるほどアッカーマンアングルは大きくなる、つまりコントロール性の良い位置が浅い角度になってしまいます。

<Q>
車検は通りますか?
<A>
加工ナックルは当方の商品に限らずどのメーカー製も協議専用部品となり、加工した時点で車検は通りません。当方のナックルは加工部分の溶接跡を研磨しており見た目が純正風になっているため、そのまま車検を通してしまっておられる方も多いようですが、仕上げの研磨はクオリティを目的としたものであり車検に合格するための目的ではございませんので、ご利用はサーキット等クローズドコースのみでお願いします。

<86BRZ>

<Q>
Ver1とVer2の違いを教えてください。
<A>
性能に関しましてはVer1とVer2では全くの別物と言って良いほどの差が出ます。
Ver1は”そんなに一生懸命ドリフトをやっているわけでもなく、たまにそのへんで軽く遊ぶ程度なんだけど、ノーマルがあまりにも切れないので少しマシにしたい”という方向けのローコスト重視仕様です。
(と申しますより、ノーマルポン付けで出来る限界です。)
対しましてVer2は市販パーツの組み合わせで出来る限界まで煮詰めた仕様ですので、そこそこの大会でも腕によっては通用する動きになります。ミニサーキットのドリフト大会くらいであれば、シルビアに勝つ方もおられます。
金額にかなりの差はでますが、性能を取るならVer2一択です。そこまでは必要なくコスト重視ということであればVer1になると思います。



他、ご質問を頂いた内容を定期的にアップしていきます。